
今回はアフィリエイト業界最大のブラックボックス、承認率について弁護士の友達と対談してきました。


承認率?仕方無いだろ?業界の慣例だろっ?
そんな状況に対して、例え話のカウンタートーク作りました。
一度でも、落ち度が無いアフィリエイターの登録を自社都合で非承認にした事ある広告主は下記を読めい。


※ただね、悪質なアフィリエイターがこの問題を複雑にしてるところがある。
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では、法律という武器を使って非承認と闘う具体策は?弁護士に聞いてみた
友達の弁護士に非承認に対抗手段が無いか聞いてきました。


牡蠣に味噌にうどん。バランス良かった。
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この弁護士の友達は中高一緒で、最近事務所が近いことでまた付き合いが始まって、ラーメンを中心としたランチグルメ会をやっている仲です。
通称ラー友。
今回はこの彼に広告主の非承認について相談する事にしました。

この前の件を相談したくて。

今日は夕方までアポ無いから。
という事で僕の事務所で会議する事になりました。
まずは承認率とは何?という事をアフィリエイト業界の外に居る人に説明

・まず、広告主、広告代理店、アフィリエイトASP、アフィリエイター、ユーザーという5者が存在する
・僕達がサイトから送客したユーザーがサービスや商品を購入すると広告主→広告代理店→アフィリエイトASP→アフィリエイターといった流れで報酬が支払われる
・非承認は基本的には、商品やサービスにおいてユーザーと広告主の間で商取引が成立しなかった場合に非承認になり、報酬は支払わないということ
・承認率というのは全体の獲得数から非承認にならず承認されて報酬として支払われる数のパーセンテージのこと
・非承認については広告主の裁量で実施され、非承認の理由や一件ごとの情報開示などは基本的に行われない

広告主は必ず善良という前提のシステムやね。
この一言がこの慣例の異常性を物語っていると思います。
※きちんと対応してくれる広告主が沢山居るというのも事実。

A月 36件発生中10件承認 承認率27%
B月 80件発生中12件承認 承認率15%
C月 70件発生中6件承認 承認率8%
D月 65件発生中5件承認 承認率7%
獲得件数が増えても広告主が僕に支払う金額は変わらないという、広告主にとって夢のようなフローです。

どうしたら証明できて、請求できる?

そこからは個別に聞き取り調査をやるイメージ。本当に購入に至らなかったのかどうか。


とそこまでは民事だけど、刑事で考えるなら詐欺罪に問われる可能性がある。

お金の話だけで終わらない、承認の誤魔化しは詐欺罪として刑事告訴も可能
詐欺罪についておさらい
刑法第246条 詐欺罪
詐欺罪(さぎざい)とは、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする(例えば無銭飲食や無銭宿泊を行う、無賃乗車するなど、本来有償で受ける待遇やサービスを不法に受けること。また債務を不法に免れたりすること。)行為、または他人にこれを得させる行為を内容とする犯罪のこと。刑法第246条に規定されている。未遂も罰せられる(250条)。
法定刑
犯罪をおこなったものは10年以下の懲役に処され、犯罪によって得たものは没収(19条)または追徴(20条)される。組織的に行った場合は組織的犯罪処罰法により1年以上の有期懲役と罪が重くなる(同法3条第1項第13号)。 詐欺罪 – Wikipedia


ただ、金額が大きくなれば刑務所に入る可能性は十分ある。
広告主が刑務所行こうと行くまいと僕にとってメリットは無いので刑事告訴までは面倒かなという印象はあります。
仕事に関して感情論はどうでも良いと思ってるタイプなので、僕の場合は民事がメインになるでしょう。

あと、意図的に報酬を否認してるという事が1件でも立証できたら、詐欺罪は成立する。
ただ、こういう時に相手を徹底的にやっつけないと気が済まないタイプの方も居るでしょうから、方法としてはアリかと思います。
刑事事件として告訴して広告主が敗訴する前例ができれば、承認誤魔化しの大きな抑止力になると思うんです。
業界の健全化の為にも、正義感が強くてケンカ好きな方、是非ともご検討下さいませ。
民事訴訟はいくらぐらいかかる?

このケースでいくらぐらいかかる?

裁判所に小額訴訟を行う費用が3万円位、自分で行うならこれだけでOK。
ただ、弁護士をつけて裁判に臨むとしたらその費用が30万円~(地域差や弁護士によって異なります。)




ただ、こっちとしても先手を打っておく必要があると思う。
コストの無駄打ちにならないよう、勝つ為のテクニック


証拠保全命令とは
日本では一般に、民事訴訟事件・刑事訴訟事件において、あらかじめ証拠調べをしておかなければその証拠を使用することが困難な事情がある場合に、口頭弁論や公判期日前に証拠調べをする手続を指す。
証拠保全 – Wikipedia
今回の場合、PCとかに残っているデータを証拠保全する事になるので裁判官や専門業者が広告主の会社まで出向き、PCを扱えないようにする事になるようです。


きちんとしたデータ提出させる事を法的にロックするイメージね。

非承認なのに購入していたデータが見つかったら、受け取る筈だった報酬と訴訟費用を頂く。
訴訟する為の30万円はハードルが高い、お金をなるべくかけずに戦う方法

テクニック1~内容証明ジャブ
”1/1~1/31まで送客しましたが、成約人数が貴社の返答によると25%に留まっているという事ですが、業界の一般的な成約率として50%ぐらいと聞いております。つきましては、75%の否認顧客がキャンセルに至った詳細をご教示いただけませんでしょうか?
ご教示いただけない場合は○○簡易裁判所で訴訟手続き致します。”
という内容証明を弁護士事務所から送ってもらう。これは数万円で済む。

裁判したくないから、ちょっと報酬あげるか。と、

相手が”裁判してこいよ!”と言ってきたけどお金が無いという場合は裁判は自分で行いましょう。
精神的にも相当大変だとは思いますが、内容証明ジャブの時点での広告主の善処に賭ける感じですね。
テクニック2~集団訴訟
まずは、同じ広告主に対して大量非承認をもらった人同士で集まります。
ツイッターなどで呼びかけても良いでしょう。
10人も集まれば1人当たりの訴訟費用は5万円以内に納まります。
また、一緒に同じ相手と力を合わせて戦った仲間ができるというのは非常に魅力的ですね。
ここからあとがき~非承認トラブルに遭わない為にもASPの人と良い関係を作っておく事はとても大切
僕の場合は法廷に出ずとも円満解決を迎えました。
ASPの方のお蔭様です。恩に報いる為にも必死で頑張ります!
現在、色んなASPの方とお付き合いさせてもらってます。
深いお付き合いをさせてもらってると自分では思っています。

博多という土地の利と言いますか、ASPのセミナーがあっても多くて30~50名程度。
人数が多くないのでこちらから声もかけやすいですし、遠方なので泊まりで来て頂けてるから、ゆっくり飲んでもらえるチャンスがある。
仮想通貨アフィリエイトの非承認事件2018についてはどう思う?
ここらへんもかなり深堀りして書く予定だったんですけど、こちらのブログに僕が言いたかった言が全て書いてあるので何も書きません。
2018年コインチェックのアフィリエイト成果騒動 ~全否認からほぼ全承認はパねぇ~
ペンギンの画像が秀逸です♪
あとは、同じく非承認を大量にくらったこれらの人の結末がどうなるかですよ。
仮想通貨 承認率 – Twitter検索
バズった人だけ救済されたんだったら、ただの火消しパフォーマンスと思われますね。
この対応を賞賛してる人達はガチで言ってんのか、とりあえず大人の対応で誉めてあげてんのかわかんない。
追記:この部分の記事いたのは2018/1/16。その後CCはGOX。
適当に非承認とかしてたらバチが当たって会社が大変な事になる。
という素晴らしい前例が出来ました。
アフィリエイターがアフィリエイターの首を絞めてる面もあるとは思う
不正登録や出向禁止キーワードでのPPC出稿など、悪質アフィリエイターが居るのも事実。
他人とモメるのは嫌なので詳しくは書きませんが、
例えば、商標禁止キーワードを深夜に東京以外でガシガシPPC出稿したら儲かるぜ!
とかありますよね。
それによって、広告主のPPC単価が上がる。
という事は広告主のウェブ全般における利益率が下がります。
下がった利益率は何をもたらすか?
『仕方ねぇ、これもまたウェブマーケティング。払うもんはちゃんと払うよ』っていう正義感に溢れた広告主も居るとは思います。
でもね、アフィリエイターによって下げられた利益率を被ってアフィリエイターに身を削って金払いますか?
悪質アフィリエイターに下げられた利益率1%が損益分岐のギリギリを跨ぐ1%としたら?
広告主もアフィリエイターとだけビジネスやってる訳じゃなくて、取引先や従業員、はたまた株主など色んな責任を抱えてる。
結果的に、善良だけど獲得数が少なくて削りやすいアフィリエイターが削られる事ってあり得ると思いませんか?
会社を家計に置き換えて困窮したとすれば、、、
僕ならこうです。

他人に食わせる飯なんてねぇ!
勿論、他人に食わせるタンメンもありません。
ブロックチェーンによってアフィリエイト承認フローは可視化される?

※ブロックチェーンをアフィリエイトの承認にどう繋げるか僕は詳しくないですが、
恐らく、顧客情報を開示する事無く電子取引の可視化が可能って事ですよね?
間違ってたらすいません。
・ブロックチェーン搭載ASP
・ブロックチェーン非搭載ASP
両者の集客力が一緒だとします。
あなたが広告主だったらどっち選びますか?

技術の進歩が解決してくれるのは一番スマートですね。
でも、承認率がクリーンになった瞬間、単価が下がったりしてwww
疲れた。未来の話なんて要らない。ここで強引にまとめ
不正をしようとする広告主様、この記事はアフィリエイターやブロガーに結構読まれるんじゃないかと思います。
読んだ人がそれぞれどう思うか、どう感じるかはわかりませんが、泣き寝入りする人は今後減るかも知れません。

以上!

記事代行やってます。
情熱ライティング丁寧君

具体的には中小検索エンジンから100本ぐらいリンク送ります。
人は僕の事をこう呼ぶ。ネオリンク乞食と。